アルフォンソ13世（1886年5月17日 - 1941年2月28日）は、スペインの国王（在位：1886年5月17日 - 1931年4月14日）

1886年、父王アルフォンソ12世の唯一の男子として生まれた。父王はすでに死去していたため、出生と同時にスペイン国王となり16歳となった1902年から親政を開始した。1905年にイギリス旅行に出かけた際にイギリス女王ヴィクトリアの孫娘であるバッテンバーグ家のヴィクトリア・ユージェニーと出逢い、1906年、ヴィクトリア・ユージェニーと結婚（スペイン名ビクトリア・エウヘニア）

アルフォンソ13世の統治は困難を極めたようだ、1931年4月に行われた自治体選挙では、帝政派578人対し共和派が974人の当選となり、同年4月14日に退位を決意し、亡命することを決断。同年4月フランスへ、パリの駅では多くの帝政支持者が出迎えた。その後、亡命先のローマで死の直前に退位し、名目上の王位を四男のフアンに譲る、それからスペインが王政復古したのは1975年、フアンの息子フアン・カルロスが王位に就いた。（アルフォンソ13世の孫）

・日本との関わりでは、昭和天皇が皇太子のころ（1921年）欧州旅行をされていた際にアルフォンソ13世と昼食を共にしたそうです。（このエピソードはアルフォンソ13世の孫のフアン・カルロス1世が1980年に来日した際に、昭和天皇自身が「皇太子時代の欧州訪問中に、私はあなたのおじいさんに御馳走になったことがあります」と明かしたそうです

【詳細】
・発行国：スペイン
・発行年：1904年
・額面：50Cent（センティモス）
・材質：銀
・品位：0.835
・重量：約2.5g　
・直径約：18ｍｍ
・鑑定：NGC：MS61
（同級7枚、上位数：43枚、総監定数：67枚、出品時）

＊この銀貨は当時の流通貨幣です、したがって、人から人へ渡りますから、摩耗したり、傷ついたりします。特に額面が小額なコインほど頻度は高くなり、当然鑑定としてはXF、VFの評価になり、良くてAU評価が多くなります、しかし、この銀貨はMS61の鑑定をされていますから、希少だと思います

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