心洗われる涼風が吹く白を舞台に追いかけっこして、お道化、見る者を楽しませながら童心に帰る心を解く鳥獣戯画...。

目にも涼しげな透け感を横縞のように広げ、目にも楽しい兎や蛙の姿をざわざわと風情を歌う息吹と共に精巧に織り成していよいよ始まる夏を盛り上げる結びを届ける、“絽”夏着物西陣織“鳥獣戯画”なごや帯でございます。

平織ともじり織を組みわせた絹織物“絽”は、目にも涼し気な透け感が横縞のように表れ、まるで風を届けるような涼味を放ちます。５月下旬から着始める単衣のお着物から７月８月の盛夏の薄物に合わせて、まだまだ気温の高い９月頃までカジュアルからセミフォーマルまで幅広く活躍。

手先に少々のヨレがございますがまだ誰のものでもない“真新しい”一本。　

～西陣織～
日本を代表する織物の産地、京都西陣で生産される織物「西陣織」は、錦や金襴、繻子など様々な技法を駆使して織り上げられた色鮮やかで精密な模様を特徴とする。

～鳥獣戯画～
京都市右京区の高山寺に伝わる紙本墨画の絵巻物「鳥獣戯画」。全部で４巻からなる絵巻物は、全長は約44mにも及び、そこに描かれたさまざまな戯画は何を表そうとしたものなのかはっきりと分かっておりません。特に有名なうさぎや猫などの動物たちが画面の中を縦横無尽に駆け回り、遊び尽くすという斬新かつモダンな内容は、漫画やアニメのルーツとして高く評価されるのも納得。　　　

単衣や薄物着物は勿論、自慢のよそ行き浴衣に合わせてお楽しみください。


採寸表
巾　 ： 31cm
長さ ： 364cm
素材 ： 正絹

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