1940年代のTimor ミリタリー ウォッチになります。

ブルースチールのペンシルハンドに、
文字盤はアラビア全数字と時分針に夜光を伴い
精緻な1/5秒チャプターリングまで描き出されたインデックスが、
ミリタリー感ある無骨で精密なデザインであり男心をくすぐりますね。

ケースはフェード感あるラギッドな風合いがあり、これぞミリタリーウォッチと言うべきルックスが最大の魅力です。

キャリバーは〈A・シルト〉社(現ETA社)のエボーシュ17石手巻きが搭載されており、（日差は参考値ですが、平置きで約+30秒、縦置きで約-45秒という状態です。

また耐震装置インカブロックと
NON MAGNETIC(耐磁)を装備しています。

【サイズ】
竜頭含まず約34mm。
厚さ　約 9mm。
全長　約39cm

サイズは現代の男性用時計に比べると小ぶりですが、
頑丈に作られたケースは視覚的にも無骨で男性的であり
紛れもないミリタリー・ウォッチのラギッド感のある表情を持っています。


第二次世大戦当時、イギリス軍は
Buren(ビューレン）
Cyma（シーマ）
Eterna（エテルナ）
Grana（グラナ）
Jaeger Le-Coultre（ジャガー・ルクルト）
Lemania（レマニア）
Longines（ロンジン）
IWC
Omega（オメガ）
Record（レコード）
Vertex（バーテックス）
そして Timor（ティモール）
に発注をかけ、
いずれも高い精度をクリアした12メーカーのみが
ダーティーダース(W.W.W. )と呼ばれ軍に納品されていました。



1939年頃にイギリス陸軍へ時計を納めていたスイスの時計メーカー「ティモール」にはこんな逸話が残っています。


“戦争が終結した時、イタリア人たちにはハンマーと鉄床が与えられた。そしてその道具で「ティモール」の腕時計を、執拗なまでに叩き潰した”


品質を守る為に量産品を排した、
自国の職人魂に誇りを持つスイスならではのエピソードといえますね。

こだわりのヴィンテージ ミリタリー ウォッチをこの機会にいかがでしょうか？


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