1957年クマントーンの開拓者である伝説の僧侶LP テー師が作成したオリジナルのクマントーンの系譜を継ぐ御品です。

テー師が生み出した土人形のクマントーンは現代までに多くの信仰を集めました。
元々は精霊を宿す事に長けていたテー師は7つの特別な聖地からベースとなる素材を集め彼の殆どのお守りに使用しました。
後に作成されるクマントーンには墓土や神秘的な粉末、天然の木の樹脂などを呪文により練り上げて作成しています。
1981年に亡くなるまでに数多の御守りを作成されました。
弟子であるLP ヤム師もクマントーンの重鎮です。
現在、当初に作成されたオリジナルのクマントーン達は現地でも入手することは困難です。
このクマントーンはそのテー師が亡くなった年から作成され始めたリスペクトモデルになります。
1981年作成　LP ピン師　
2010年没
寺院　ワットノンカソーン
専用の古い編み籠がついています。

現在出回っているのは誰が作成しているのかもわからないような御品物が多いです。

こちらの御品は崇拝用のクマントーンになります。
カタ（呪文）、御供えが必要です。

クマントーンは、「黄金の男の子」という意味の名前をもつタイの呪術的お守りです。
生を受けられなかった胎児を用い、人として産まれることができなかった魂に徳を積ませる、水子供養的な目的をもつ秘術的な道具でした。

かつてその素材はその名の通り胎児を用いており、またその方が霊的に優れていると見られたためか、その生産のために墓を暴いたり、遺体を盗んだりといった行為があったことが知られています。
その黒魔術的側面は、作品の題材として取り上げられたこともあり、2019年には「クマントーン」というベトナムのサイコホラー映画が公開されています。

アジアン・ブードゥーとして世界的に人気があります。

クマントーンは、ただのお守りではなく、実在の子供のように「育てる」つまり、生を受けた人間のように扱うことでより強い幸運をもたらすとされています。

是非、お迎えいただき、大事にしていただければと思います。



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